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051:墓標~060:結界までのレビュー。

● 053:真珠一粒
というわけで、ようやく「海賊の島編」が終了しました(笑
長編ファンタジーとして一つの話にまとめる以上は、やはり本編に関わる部分って大切なんだと思うのです……が、やっぱりこういう、ちょっと脇道に逸れた感じのお題を書くのは気楽だし、楽しいです。
もしも「旅の歯車」が全編一話完結の物語だったとしたら、「優しい人形」とか「踊る妖精」とかも、もうちょっとふんわりした出来になったのではないかと思います(笑

● 055:一人旅
昔、リメイク前の本編を更新していた時のことです。
友人が「50番台にあった『一人旅』あたりが危ないと思う」というので何かと思ったら、その辺りでヒバリと別れて、少年はまた一人旅に戻るんではないかという本編予想をしているとのことでした(笑
実はそれも有りかな、って思っていたんですが、結局50番台を書く頃にはどうしてもヒバリと一緒に旅を続けさせたくて、ああいうことになりました。
ちなみに少年達と別れた吟遊詩人は、あの後あれやこれやと面倒事に巻き込まれ、妙な旅の仲間を得、てんやわんやの旅をすることに……。
そちらの話はいずれまた、いつか機会があったときに、ということで。
041:吟遊詩人~050:ドワーフまでのレビュー。

● 海賊の島編総評
物語中盤にして、ようやく時計のこと、過去の遺物のことが出てきました
本当はこの辺り、大事だと思ったんでもうちょっと書き直したかったのですが……。あんまりリメイクが過ぎると原形をとどめなくなりそうだったので、この辺で(笑
話が連続しているので、一つずれると全部ずれちゃうんですよね…

● 041:吟遊詩人
今までのお題話の中でも、飛びぬけて長いものになりました(笑
ここで詩人さんが唄っている詞は、それだけでも独立した話として考えられる感じが良いなあと思って書きました。
この詞を書いた頃、歴史の授業でやったギルガメシュ叙事詩というのが妙に気になっていて、なんとなくもったいぶった詩のような話を書いてみたいなって思ったんですよね。
本当はもっと第何部にも続く長いやつを、と思って書いていたんですが、どうもああいう書き方でだらだら続くと飽きるので、使えるところだけを抜粋してまいりました。
因みに、今回出てきた吟遊詩人。この子も実はゲストです。リュートの先生うんぬんの設定はいろいろかなり違いますが、結局どう転んでも料理担当にされてしまうかわいそうなやつってことは変わりません。(笑

● 047:踊る妖精
「そういえば聞いていないわ。あなた、守り人は守り人でも、一体何の守り人なの? 眠らずの森? 石牢の聖杯? それとも、永劫の王冠かしら?」
ということで、今回のタイトルではいくつか、過去の遺物に関する単語が出てきました。
これらについては後のお題でもいくつか登場していますが、書きながら、「こんなのもありかな、あんなのもありだよね」と、色々と考えていました。
まず、少年の守っている大時計は、「時間」を司っている遺物ですよね。
他にも本編中で、
「宗教・信仰」を司る聖杯(cf.014:聖杯)、
「偽善・大義名分」を司る相貌の面(cf.044:優しい人形)、
「権力」を司る王冠(cf.086:賢者の石)、
「差別」を司る鎌(cf.071:刺青)、
「戦争」を司る弓矢(cf.90:焚火)
等が出てきました。
なんで差別が鎌かって、何となくのイメージです。(…
正直なところ、本編を読んで何を司っている遺物なのかがわかるものって、時計と聖杯と王冠だけだと思いますが…。
他にも、
「善悪」を司る天秤とか、「言語・文字」を司る書物とか、色々あっても良いなあと思ったのですが、本編中に登場はしませんでした。
でもきっと、ここに書いた物以上にあれこれ、色んな物があるんでしょう。

● 050:ドワーフ
ここへ来て、初戦闘シーンでした(笑
「025:剣」などでもちょっと戦いっぽいところはありましたが、ちゃんと戦ったのは初めてというか。
冒険ファンタジーを書いたことのある方にならわかってもらえるかな…?と思うのですが、戦闘シーンってなかなか書くの大変なんですよね…!特にリメイク前のこのタイトルを書いたときは自分自身も武道経験ゼロだったので、大変苦労した記憶があります。
やっぱり全くやったことのない事って、文で書くにしても想像力の限界があるというか…(笑
武道を始めたからと言って、書けるようになったかと言われると耳が痛む思いですがっ
ちなみに透は現在「居合」っていう武道をやっていますが、いまだに部員の誰にも、「戦闘シーンが書けるようになりたくて武道を始めた」という事実は隠しています……。
031:黒い肌~040:指輪までのレビュー。

● 031:黒い肌
実はリメイク前の作品で、一番気に入っていなかったのが「031:黒い肌」でした。同時に、リメイクする際絶対に書き直そうと思っていたのもこのお題だったり(笑
前作ではどうしても黒い肌、というとネグロイド系の黒人の肌、という先入観で固定してしまって、あまり展開を膨らませられなかったんです。展開って言う意味では書き直した今回の「黒い肌」も広がりはあまりありませんが、多少は変化をつけられたんじゃないか…なぁ……と、思ったのですがどうなんでしょう。とりあえず私は満足です!

● 032:うれた果実
この辺りから、大時計を巡る少年の旅の本編が始まります。
世界の現状、過去の遺物のこと…。正直なところ、まだ何もわかっていませんよね。そういう色々なことを、今後の題で書いていきたいと思います。今回は、その前触れのような感じにしてみました。
少年にとってあの幼なじみの少女は、今では届かない夢の先の影のようなもの。責務もなく、無邪気でいられた頃の幻です。
辛い思いもあるけれど、大時計とは関わりのないはずの、少年の中に遺った大切な思い出。それを今後どの程度ストーリーに絡めていけるか、それがリメイク版の課題だったりします。

● 039:海賊の島
というわけで、舞台は海賊の島へ。
この海賊の島編、リメイク前の作品では「053:真珠一粒」まで続きました(笑
そこは今回も変わらない予定なので、しばらくはこの島での物語が続くことになります。
どうなる事やら、のんびりと見守っていただければありがたいです。

021:小さな約束~030:巡礼者達までのレビュー。

● 021:小さな約束
ここへきて、ようやく少年は誰かと共に進む道、というものに出会ったようです。
ヒバリは、実は初期の設定では仲間になる予定がなかったのですが(笑)、リメイク前の作品が終わる頃には少年にとっても私にとっても、いつのまにやらなくてはならない存在に変わっていました。
人ではないけれど、いつも傍らにいて、支えてくれる仲間。恋愛とか、友情とか、そういう表現では言い表せない関係が、また少年と似合って良いんじゃないかななんて。

● 024:道化師
仕事に誇りを持つことって、本当に大切だと思うのです。
自分の行うことに誇りを持って、じっくりと考えて、それを為す。誰のためでもありません。ただ自分のために行うんです。誇りを持って行った仕事が終わったときの満足感と言ったら、もう一言では言い表せない。そういうものなのです。
私に、誇りを持つことの大切さを教えてくれたのは前にバイトでいっていた店のみなさん、お店の方一人一人でした。
一人一人が自分の仕事に自信を持って、誇りを持って達振る舞う姿は、バイト初めて皿洗いのつもりで入ったのが半ウェイトレス、という感じであたふたしていた私の憧れでした。
店員さん一人一人が凄く生き生きしていて、お店の雰囲気もとても明るくて、今でもあの店が大好きです。

● 028:カーニバル
今回のお話で登場した男の子、名前は「ラト」といいます(笑
旅の歯車には、何人かのゲストが登場します。私が書いている別の話に出てくる登場人物が、フラリと迷い込んでくる。その人達が、「ゲスト」です。
リメイク前の作品では、全部で12人が色々なところから迷い込んできていました。リメイク版は、もう少し減って10人くらいになる…かな?
とは言えここで登場したラトは、既に「吟詠旅譚」のあの子とは全くの別人です。
こちらで出てきたのは旅譚の前に書いていた、「king」という話の主人公でした。旅譚のラトの元になった子なので何となくの性格は似ていますが、三つ目もないし、もう少し明るかった(笑
「king」は昔、サイトの隠しページ(今現在はないです)でちょっと置いていただけなんですが、今みたいな作風に変えてから初めて書いた作品なので、今でも大切に保管してあります。
旅譚が大分進んだら、「こんなラトもいたんですよー」みたいな感じでこっそり載せてみたいな。
011:英雄~020:花束までのレビュー。

● 011:英雄
リメイク版、初の全書き直しでした。
一口に英雄って言っても、色々あるよな。というのが、これを書いていたときに一番思ったことです。
華々しさから考えると、やっぱりすぐに思いつくのは武勲をたてたような人のことかなと思うのですが、それだけじゃないよね、と。
実際、普段生きている中でも小さな英雄に接する機会はよくあることなんじゃないかなと思います。
大切なのは多分、それに気づけるかどうかなんじゃないかな。

● 012:砂漠の水
別に、「彼は友達裏切ったから報いを受けたんですよ」という話を書きたかったわけではないのです。
死んでいたのが本当に砂漠で助けた男の友人なのかはわかりませんが、そういう意味ではなくて。
結局、生きるために必要なのは運だと思うのです。運の強い人がどうにかなる。でも運の強弱はけっして生まれつきのものではなくて。
気持ちの持ちよう。
きっと生き残ってやる、という気持ちは、砂漠で遭難した二人ともが思っていたことだと思うのですが、水を盗んでいった男の方は、そう思うことで焦りすぎて、だから運気を逃してしまったというか。
何か迷ったり困ったときはじっと落ち着いて、よく考える。考えてもわからないことは、聞こえないものに耳を澄ましてみる。
それって大切な事じゃないかな。

● 016:長い夜
ふっと視線を上げたとき、ガラスに映った自分と目が合う事ってありませんか?
別に他の誰かが見ているわけでもないのに、ちょっと照れくさかったりして。
なんだか私はそういう時に、ふと、笑える人でいたいなと思います。自分自身と、誰より仲良くしたいから。

● 017:スティグマ
スティグマってなんじゃい、と思っていたところへ、心優しい友人が助けてくれました(笑
「汚名」とか「罪人などに押す烙印」とか「マイナスイメージによる人間の特徴」とか、なんだか負の方向の言葉が並ぶ中、最後に
【カトリック】聖痕。キリストの傷と同一形状の痕跡
という意味が並んでいて。本編ではキリスト教観点を省いた「聖痕」としての捉えかたをしてみました。
誇りの傷とは言いながら、影を落とす暗い感じもあってピッタリかなーと思っています。
無知な私に色々と教えてくださった水月様、本当にありがとうございました
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(C)制作手帳 / ブログ管理者 里見 透
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