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以前、拍手のお礼で載せていた「旅の歯車続編もどき」が出てきたので、こっそりこちらへ載せてみます。
あくまでも「続編もどき」なので続きません(笑
それでも良いよ!っていう方は、どうぞ~
091:焚火~100:白い地図までのレビュー。

● 世界の心編総評
もはや何も語ることはございません…。……いや、書きたいことは後書きの方に書かせていただこうと思います(笑
ともかくっ
旅の歯車リメイク作業、これにて終了!!
081:王冠~090:自由までのレビュー。

● 085:故郷
少年にとっては、約二十年ぶりの里帰りとなります。だけどそこには、互いを懐かしむことのできる仲間もいなければ、自分のことに気づいてくれる人もいません。少年は前の方のお題で「自分は生きていると言っても良い状態なのか」と考えますが、それでも死んではいない、けれど普通に生きているのとも違う、実に中途半端な身の上です。
どこにも属さず、どこにも属せない人。心の友も、既に死んだ一羽の鳥だけ。私が書く人物にしては珍しいです。始めは孤独、でもだんだん周りに感化されて…というのはよく書いてますが。
独りで進んで、独りで転んで立ち上がって、この話を書いているとそういう気分になります。
でも孤独なのとは何か違うんだよなぁ…。
私が書いてるのに、少年は勝手に動いていっちゃっているような、不思議な気分。

● 086:賢者の石
先生は確信犯です。
王冠の守り人もその事には気づいてます。
先生はあちこち根回ししているけど、人に頼み事するのが好きではないのです。
王冠の守り人もそれは知っていて、しかもその先代が遠回しに自分に頼み事をしに来たので、とても小気味よく思っています。
つまりはそういう友人関係なのでした。

● 088:亡霊
鳴いたんじゃないんです。
泣いたんです。
071:刺青~080:自由市場までのレビュー。

● 074:二律背反
〔哲〕 二つの相矛盾する命題である定立とその反定立が等しい合理的根拠をもって主張されること。特にカントによれば、純粋理性は四つのアンチノミーをもつが、特に重要なのは超越論的自由と自然必然性との間のそれである。(三省堂提供「大辞林 第二版」より)
つまり「それぞれに根拠があって主張されてるんだけど、矛盾して相容れない意見の対立」みたいな感じかなと解釈してみました。
今回の「二律背反」、「017:スティグマ」に続いて、初めてお題を見た時にはわからなかった単語の一つです。
加えてこのタイトルは、既にある100個のお題を繋げて、一つの物語を作る…という今考えれば無茶というか無謀というかの企画を立てていた時に、ストーリーの大筋となるテーマに使おうと決めた物の一つでもあります。
これについては語れば長いんですけど(笑)、ここでは書かないことにします。
今はまだ力が足りず、不明瞭な点も多いかと思いますが、やはり本編から読者様に読み取ってもらえるような文章を書くことが、私の目下の目標だからです。
061:魔法使い~070:天使の翼までのレビュー。

● 遺跡の町編総評
「海賊の島編」に続き、物語の中核とも言える「遺跡の町編」でした。……が!
リメイク前の更新中は、ここで大学受験という……大きなブランクがあって……
061を更新したのが、2003年の12月。070を更新したのが2005年の3月と、この十題を書く間におよそ15ヶ月の歳月が流れました(笑
勿論その間に全く文章を書いていなかったわけではなかったのですが、この前後で多少文の雰囲気も変わってしまい、苦い思いをしていたんですよね。
今回のリメイクでは、その差を少しは埋められたのではないかと思っていますが、どうでしょう…。

● 061:魔法使い
これだけファンタジーを専門に書いているのに、「魔法使い」と聞いて真っ先に思いついたのが「痛いの痛いの…」でした。
病は気から、っていう言葉もあるけど、それとは違って、「痛いの痛いの」は子供が初めて覚える呪文なんじゃないかな、って思います。

● 070:天使の翼
少年とヒバリの出会いは、021番「小さな約束」まで遡ります。そこから70番までの約50題、つまりこの物語の半分もの間、ヒバリは少年と一緒に旅をしてきました。まあ細かいことを言えば、途中で破壊者の話や過去の回想などが入るので、きれいに半分くらいとは言わないまでも、かなり長い間出てきていたわけです。
ヒバリは少年に泣き方を教え、笑い方を教え、彼に人間らしい感情を呼び戻し、最期には少年に道を教えました。
ものの生き死にに、必ずしも存在意義を求める必要はないと思う。でも、私はああいう生き方、死に方、あんまり嫌いじゃないなぁ。なんて、そんなことを考えながら書いてみました。
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(C)制作手帳 / ブログ管理者 里見 透
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