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スクリーンショットRPGツクール2000で制作中のRPG。透が文章的スランプに陥ると、制作がちょこちょこすすみます。

主人公は、レーナという名前の女の子。
幼い頃にちょっと色々あって一人になってしまったレーナは、偶然か必然か、ヘリオスという旅人に助けられます。

『天空の城』へ向かって旅をしているのだというヘリオスに、レーナは自分もついていきたいと申し出ます。しかし……
「君が幸せになるために、僕のことも、君の力のことも、忘れなくてはいけないよ」
その言葉を残して、ヘリオスは姿をくらませてしまうのでした。

物語はその数年後、レーナが「イノリ」という旅人に出会うところから始まります。

――というようなお話です。本編の片手間に作っているので、いつ完成するかは不明(笑
たまに日記の話題とかになるかもと思ったので、手帳の方に書いてみました
吟詠旅譚(ぎんえいりょだん)は、「風の謡」「海の謡」「太陽の謡」の三部からなる透のオリジナルストーリーです。

風の謡は、クラヴィーア国第三王子のアルト。
海の謡は、藍天梁国、女帝環黎の養子である紫萌。
太陽の謡は、辺境の町に住む三つ目の少年ラト。
それぞれの謡に、それぞれの主人公がいます。
彼らの際だった共通点は、ただ一つ。精霊と会話が出来ること。

三つの物語は近づいたり、離れたり、一定の距離を保ちながら、並行して進んでいきます。
いずれ、出会うこともあるでしょう。戦うことも、あるかもしれません。
そんな中で、三人の少年少女はどんな風に自分の命を旅していくのでしょうか。

三人のうち一人でも、あなたに共感してもらえる、
一緒に旅することができる、そういう誰かがいることを願っています。

※1
作者的オススメ読書順は、風一章太陽一章海一章風二章風三章風四章です。

※2
年齢制限は設けていませんが、一部に流血などのシーンを含むことがあります。
そういった描写に不快感を感じられる方にはお勧めしません。

吟詠旅譚の世界には様々な国や地域があり、色んな人種の人間が住んでいます。
現在本編中で出てきている国は、アルトの住んでいるクラヴィーア王国、紫萌の住んでいる藍天梁国、ラトの住んでいるレシスタルビア帝国、ツキ(ノクスデリアス)の住んでいる「全知の塔」の四種類だけですが、実際にはもっと沢山の国とか勢力とかがあるのです。そちらも、そのうち出てくるかと思われますが。

国のことに関しては、まあ本編がもう少し進んでからということで。今回は、人種とそれに関する外見の違いについてちょっとだけ。

クラヴィーアは本編中(風の謡2話)にもあったように、国民の大半がプリサ人という人種です。
容姿は大抵コーカソイド系(いわゆる白人)で、肌の色が白く、全体的にメラニン色素が薄め。
黒髪とか黒い目を持つ人は滅多にいません。少数民族の居住区と近い地方では、ハーフの子供などでたまにいるようですが…。
虹彩の色は、黒がいないくらいなので大体薄いです。でも、ブルーもいればグリーンもいて、ヘーゼルもグレーもいます。
アルトはかなり、スタンダードにそこそこ白い肌、ちょっとプラチナ系の金髪です。人種の分類とかを少し習った人なら、一目でプリサ人だと想像できそうな風貌をしてます。

でも、メラニン色素が薄いと言えばなんといっても「全知の塔」の住人だったり。
彼らは位が高ければ高いほど、アルビノである具合が強いのです。
アルビノって言うのは先天的にメラニン色素を持たない生き物のことをさすので、ともかく色が薄い。白い兎とかも、これに含まれるのかな??
この場合瞳孔は血管の色が透けて見えるので、赤く見えます。だから、塔の住人の瞳は大抵赤く見えます。下の方ではたまーにパープル(アルビノの次に色素が薄い)の目の人とか、日光で髪が黄色くなった人なんかもいるようですが、塔では軽んじられてしまいます。
けどアルビノってなんとなく神秘的な感じがしますが、ホントは結構大変なんです。
メラニン色素が薄いせいで、皮膚も弱いし目も弱い。
しかし「全知の塔」には太陽の光から彼らを守る力があるので、そこでは上手く生きていけるのです。
その代わり、だから塔の人間は滅多に塔から出かけません。環黎が会合のためにわざわざ出向いたのも、そういう事情があったからです。

逆に太陽の光とか、自然環境に強い肌なんかを持っているのは、ラトのようなソンツァ人。
ラトの住むマカオの町があるレシスタルビアにはかなり様々な人種の人間がごちゃ混ぜに住んでいて、ソンツァ人というのも、そのうちの一種です。
彼らの肌の色は古モンゴロイド系(ネイティブアメリカンとか南米に多い)なので、日本人のようなモンゴロイドよりは幾らか肌の色が黒く、彫りも深かったりします。
髪の色は、基本的に栗色以上に薄いことはなく、茶色や黒が主流。先述の通りレシスタルビアには様々な人種が入り交じって暮らしているので、目の色などはは様々です。
ただしマカオの町みたいに偏狭にあって、排他的な地方では、基本的に同じ人種の人間の中で暮らしてきているので、外見特徴は似ている者同士が多い様子。ラトは捨て子で親がどの地方の人間かすらわからないので、周囲とは多少違う目の色にもコンプレックスがあったようです。(数と比べたら些細な問題ですが…

藍天梁は、新モンゴロイド系(日本人とか中国人とか)です。
いわゆる黄色人種で、顔も平面的。藍天梁もレシスタルビアほどではないにしろかなり大きな国で、人種も多く存在するけど、肌の色が白いとか、髪が黒いとかっていうのが美人である要素にカウントされます。女性の場合は、髪がどれだけ綺麗かとかも。(でも長さは関係ない
紫萌は結構いなかっ子で、ちょっとチベット系の顔立ちをしています。髪は真っ黒でストレートだけど、肌の色はあまり白くない感じ。

………まあ、これはあくまで文を書いているときのイメージなので、お絵かきするときなんかは全然関係なく書いたり塗ったりしてますけどね

そろそろ登場人物の名前が増えてきたので、人物名のみ用語事典と分けてみました。
吟詠旅譚は、基本的にどんどん登場人物達が年をとっていくので、とりあえずは「第一章設定」ということで載せてあります。
とはいえその「第一章」自体も、風と太陽は5682年の出来事、海は5681年の出来事、と時間的隔たりがあるのですが…。

メイン、サブ問わず、それぞれの謡の区切りで載せてあります。基本的に●印がついている人物達がメインですが、今後のストーリー展開で、サブからメインへ昇格する人もいると思います。勿論その逆も然り。

なんていうかとりあえず、風の謡の登場人物が他の謡より大分多くて、自分でも驚きました。…いや、というより太陽の謡に出てくる人が少ないと言った方が正しいのでしょうか。海の謡は、まだ話が進んでいないから少ないというだけで、結構色々出てくるので。

お気づきの方も多いかも知れませんが、同一人物なのに、名前で分けてある人もいます。高原の風とか夕日とか(笑
この二人についてはただ私のこだわりですが、この先他にも、「風の謡では○○、海の謡では▲▲。実は同一人物でした~」みたいなのがあるかもしれません。それがやりたいが為に、三作同時進行しているので♪

第二章開始以降の人物名鑑については、実はまだあんまり考えていなかったりします。だけど少なくとも、現在の第一章版を残したまま新たに設置するかな。
第二章が始まったら、メインキャラについては外見デザインとか、詳細プロフィール(ex.身長、好物)とかも載せたいと思ってます。
…デザインとか、半数の人が未設定なんですけどね;;
現在、PC版旅譚のトップページにある本編紹介文です。
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吟詠旅譚

世界が混乱にうちふるえる間、人々は、それに打ち勝つ英雄を求めた。
天の加護と地の恩恵と、そして、何より人々の願望を受け、その英雄は武器を取る。
しかし世界に平和が訪れた時、英雄は歴史の表舞台に立つことを許され得なかった。
平和な世界に、力を持ちすぎた者の存在は受け入れられなかったのだ。

――物語の始まりは数千年の後、誰もが英雄の存在を忘れた頃にやってくる。
理由なんて、ここにはない。
打ち捨てられた英雄が、それでも尚、己が世界を愛したように。

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風の謡

クラヴィーア国、第三王子アルトに与えられたものはたったの三つ。それだけだ。
王子としての位、都からは遠く離れたマラキア宮、そして平穏。
考えてみもしなかった。外の世界がどのようなのか、この平穏が、一体いつまで続くのか。
「風は、自分の意志で駆けるんだ」
差し延べられる、手などなくても ―― 差し延べることができたなら。
歩む道に、後悔しても ―― 隣に誰かがいてくれたなら。
孤独な風のそよ吹く場所に、忘れられた時代の、傷跡があった。

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海の謡

「君、今すぐあの国を出た方がいい。藍天梁の女帝……藍の魔女は、君に不幸をもたらしかねないからね」
魔女の国と呼ばれ、恐れられる藍天梁国は、紫萌にとっての全てだった。
生まれ育ち、知識を蓄え、様々なものを育んだ場所。
「あの力を持つ、おまえの身を守るには、こうするのが一番いいの」
簡単に捨てることなど、できはしない。けれど誰もが、紫萌を故郷から遠ざける。
この場所の他に、いるべき場所などいりはしない。
「私は、帰る。……自分の身を、自分自身で守れるようになったその時には、必ず」
ただただ一途な郷愁の思いが、いずれ世界を変える大きな力に飲み込まれていく。

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太陽の謡

「なぜ、みんな僕を恐れるの?」
人にはあり得ない三つの目を持ち、それ故に隔離された日々を送るラトは、いつでも自分にそう問いかけた。
羊を育て、人の言葉で話し、食べ、眠り、笑って、泣く――。
一体、どこが違うというのだろう?
ラトを育てた、占い師はこう言った。
『私はお前には、不思議な力が備わっているんじゃないかと思っているよ。誰かを助けることのできる、優しい力がね』
英雄の眠るこの大地で、ラトに与えられたものとは……

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読んでみようか迷われている方・今既に読んでくださっている方どちらもへ向けた紹介文だったので、あえて第一章についてはちょびっとネタバレさせてみました。
それと「吟詠旅譚」については、序章に載ってるものほぼそのままです。あの序章、影が薄いんでもしかして、気づかれないこともあるのではと思って(笑
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