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旅の歯車、手直し前のレビュー頁より抜粋。
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この先も回想やらなにやらで何度か出てくる「大時計のある場所」のこと。
具体的に書くと中心に時計の置いてある大広間があり、そこから7つの道が繋がっていて、そのうちの6つは小部屋に続いています。寝室だったり書斎だったり。
もう一本の道は庭に出る道。庭は屋敷を囲うように広がっていて、端の方に小さな噴水があります。この水は綺麗なので、普通にすくって飲むことができます。
庭の奥の方には果樹園があります。ここの樹は今ひとつなんの樹だか知られていないのですが、水や肥料を撒かなくても勝手に育ちます。
また、これらを大きく囲うように壁が立っています。高さは大体3,4mというところですが、どんなにものを積み上げて外を覗こうとしても、どうしても覗けません。その時によって乗っていた箱が突然潰れたり、壁が急に高く見えたりといった感じです。
壁にはそれに見合うくらいの大きさの門があります。これの鍵は普段はどこにあるのか解らないのですが、どうしても必要なときにはいつの間にか目の前に落ちています。
しかし外に出る必要があることは滅多にないので、鍵は滅多に見つかりません。また、他にも何か必要なものがあったときにはいつの間にかどこかに置いてある、ということがよくあります。やたら便利な館ですね。
因みに、この館から外が覗けないように、外からこの館を探すこともほぼ不可能です。屋敷の鍵を持って出かけるといつでも帰れるそうですが、それがどういう原理なのかはよく分かっていないようです。
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(C)制作手帳 / ブログ管理者 里見 透
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