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ちょっときまぐれに、私がやった自家製本の方法を載せてみます。
元々は業者に頼む方法がわからないから…という理由で自分で作ってたんですけど、上手く行けば意外とそれっぽくなります。
あくまでも、「私はこんな風にしましたよー」というのの紹介ですけども。

材料:

カッター(orはさみ)
割り箸一膳
輪ゴム二つ
大きめのクリップ一つ(二つあればなお確実)

0.今回作るものの完成図
01.jpg
旅の歯車 上・下」。上巻は紙120枚ちょっと+表紙、下巻は紙100枚ちょっと+表紙でした。
普通のコピー紙だったので、上巻の厚みが11mm、下巻が9.5mmくらい。普通の文庫本の紙は厚み0.065mmらしいですが、売ってないですそんなもの。(どなたかみつけたら教えてください…
ちなみに上巻くらいの厚みの方が、製本しやすかった気がする。
サイズは約A6っていう感じです。文庫本サイズ。

では、早速製本方法に行こうと思います。

1.紙を切りまくる
02.jpg
文庫本サイズにしたかったので、普通のA4の紙を写真の様なカッターで1/4に切りまくりました。
この時若干(本当にちょっとだけ)紙のサイズにばらつきがあった方が、後でノリをつけやすいです。

2.ひたすら印刷する
03.jpg
ひたすら印刷する。本文のページはこんな感じでした。
何かやり方があるのかも知れないけど、私のやり方でA6の紙にワードでヘッダーをつけようとするとどうにも位置がずれました。その為、ページ端のタイトル部分だけは先に普通のドキュメントとして何百枚も刷ってから、本文を更に印刷しています。
もちろん両面印刷。ヘッダーは、開いた時左側になるページにだけつけました。

3.ページの、めくる方の側面をクリップで挟む
04.jpg
この時、一緒に中表紙の色紙を挟み込んでいます。(上に見えてる奴)
ここでしっかり揃えておかないと、後で読むときに手触りが悪いと思います。めくる方の側面と、本の下部をきちんと揃えるようにしてクリップで留めます。ノリをつける側と、上部は多少バラバラでも良いです。
(私は文庫風にしたかったので、上部は敢えてバラバラにしました。揃えたい人は紙を切る段階で注意したらいいと思います)

4.割り箸と輪ゴムで挟む
05.jpg
ノリをつける側の側面を、端から1~2cmの余裕を持たせて割り箸でがっしり挟みます。
クリップが一つしかない場合は、この時点で外しちゃっても良いです。

5.ノリをつける
06.jpg
他を試していないので何とも言えませんが、私はボンドをたっぷり塗りつける方法をオススメします。
爪楊枝で伸ばして全体に行き渡らせ、更に爪楊枝を立ててページをなぞるように、突き立てるように、ざくざくやると強度が増します。多少つけすぎなくらいつけといた方が安心です。

6.割り箸をずらす/乾燥させる
07.jpg
割り箸をギリギリへスライドさせます。この時、割り箸にノリが付いたり紙がずれたりしないように注意。
割り箸をスライドさせ終えたら、その上からクリップで留めて乾燥させます。半日くらい?(季節にもよると思いますが)

7.表紙をつける
08.jpg
一度割り箸を外し、厚めの紙で覆います。ノリで背表紙の部分(の内部)をくっつけたら、再びギリギリの位置で割り箸に挟んで乾かします。
しおりのリボンとかをつけたい人は、この時に挟み込めばいいと思います。

8.カバーをつける
09.jpg
カバーをつけて、完成~
今回のこれは常連さんありがとうございますということで作った物だったので、上下巻セットでお送りしました。

この製本方法について質問などあれば、お気軽にどうぞ~。
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(C)制作手帳 / ブログ管理者 里見 透
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