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吟詠旅譚の世界には様々な国や地域があり、色んな人種の人間が住んでいます。
現在本編中で出てきている国は、アルトの住んでいるクラヴィーア王国、紫萌の住んでいる藍天梁国、ラトの住んでいるレシスタルビア帝国、ツキ(ノクスデリアス)の住んでいる「全知の塔」の四種類だけですが、実際にはもっと沢山の国とか勢力とかがあるのです。そちらも、そのうち出てくるかと思われますが。

国のことに関しては、まあ本編がもう少し進んでからということで。今回は、人種とそれに関する外見の違いについてちょっとだけ。

クラヴィーアは本編中(風の謡2話)にもあったように、国民の大半がプリサ人という人種です。
容姿は大抵コーカソイド系(いわゆる白人)で、肌の色が白く、全体的にメラニン色素が薄め。
黒髪とか黒い目を持つ人は滅多にいません。少数民族の居住区と近い地方では、ハーフの子供などでたまにいるようですが…。
虹彩の色は、黒がいないくらいなので大体薄いです。でも、ブルーもいればグリーンもいて、ヘーゼルもグレーもいます。
アルトはかなり、スタンダードにそこそこ白い肌、ちょっとプラチナ系の金髪です。人種の分類とかを少し習った人なら、一目でプリサ人だと想像できそうな風貌をしてます。

でも、メラニン色素が薄いと言えばなんといっても「全知の塔」の住人だったり。
彼らは位が高ければ高いほど、アルビノである具合が強いのです。
アルビノって言うのは先天的にメラニン色素を持たない生き物のことをさすので、ともかく色が薄い。白い兎とかも、これに含まれるのかな??
この場合瞳孔は血管の色が透けて見えるので、赤く見えます。だから、塔の住人の瞳は大抵赤く見えます。下の方ではたまーにパープル(アルビノの次に色素が薄い)の目の人とか、日光で髪が黄色くなった人なんかもいるようですが、塔では軽んじられてしまいます。
けどアルビノってなんとなく神秘的な感じがしますが、ホントは結構大変なんです。
メラニン色素が薄いせいで、皮膚も弱いし目も弱い。
しかし「全知の塔」には太陽の光から彼らを守る力があるので、そこでは上手く生きていけるのです。
その代わり、だから塔の人間は滅多に塔から出かけません。環黎が会合のためにわざわざ出向いたのも、そういう事情があったからです。

逆に太陽の光とか、自然環境に強い肌なんかを持っているのは、ラトのようなソンツァ人。
ラトの住むマカオの町があるレシスタルビアにはかなり様々な人種の人間がごちゃ混ぜに住んでいて、ソンツァ人というのも、そのうちの一種です。
彼らの肌の色は古モンゴロイド系(ネイティブアメリカンとか南米に多い)なので、日本人のようなモンゴロイドよりは幾らか肌の色が黒く、彫りも深かったりします。
髪の色は、基本的に栗色以上に薄いことはなく、茶色や黒が主流。先述の通りレシスタルビアには様々な人種が入り交じって暮らしているので、目の色などはは様々です。
ただしマカオの町みたいに偏狭にあって、排他的な地方では、基本的に同じ人種の人間の中で暮らしてきているので、外見特徴は似ている者同士が多い様子。ラトは捨て子で親がどの地方の人間かすらわからないので、周囲とは多少違う目の色にもコンプレックスがあったようです。(数と比べたら些細な問題ですが…

藍天梁は、新モンゴロイド系(日本人とか中国人とか)です。
いわゆる黄色人種で、顔も平面的。藍天梁もレシスタルビアほどではないにしろかなり大きな国で、人種も多く存在するけど、肌の色が白いとか、髪が黒いとかっていうのが美人である要素にカウントされます。女性の場合は、髪がどれだけ綺麗かとかも。(でも長さは関係ない
紫萌は結構いなかっ子で、ちょっとチベット系の顔立ちをしています。髪は真っ黒でストレートだけど、肌の色はあまり白くない感じ。

………まあ、これはあくまで文を書いているときのイメージなので、お絵かきするときなんかは全然関係なく書いたり塗ったりしてますけどね

 もうこれ以上はついて行くことも不可能かと思われたころになって、少年が唐突に立ち止まった。いつのまにか廊下の片側は広い庭へと繋がっていて、少年が今度は、そちらを指で示す。
「行こう」
(海の謡第1話)

RIMG0130.JPGペルーへ行ったときに、撮った写真です。
大きなお屋敷の中なんですが、この廊下は中庭に面しています。

私が書く話には、わりとしょっちゅうこういう廊下が登場します。
庭や中庭に面した、一応屋根はある、といった感じの廊下。家や屋敷の一部として建てられているのに、壁に覆われるでもなく、窓があるわけでもない、そういう道にロマンを感じるのです(笑
日本でも、少し古い建造物って、家の外に面した廊下ってよくありますよね?
サザエさんの家なんかも、雨戸を開けたら縁側兼廊下みたいなスペースがあるし…。
家の中なんだか、外なんだか、わからない曖昧なスペース。だけど絶対に無くてはならない、部屋と部屋を繋ぐ場所。そういうのってなんだか素敵。

DSCF0280.JPGちなみに、右の写真は中国の蘇州で撮った写真です。
多分紫萌に馴染みのある、藍天梁の屋敷の廊下はこんな感じなんじゃないかな。



CGIを四つも使っていたからなのか、どうにもこうにも調子が悪いので、制作手帳をお引っ越ししてみました。
ブログの類を扱うのは初めてなので、ちょっとドキドキですが…。でもこの方が、なんとなく気軽に書き込めるような気がします。
カテゴリ分類や、手帳内検索も出来るようになったので、前に書いた設定などもわりかしすぐみつかる…!気がするので、透的には満足です(笑
その分、記事の全タイトル一覧とかは出ないから、一長一短かも知れませんが…。(だそうと思えば出るのですが、あんまり沢山並んでると、邪魔ですよねえ。

そろそろ登場人物の名前が増えてきたので、人物名のみ用語事典と分けてみました。
吟詠旅譚は、基本的にどんどん登場人物達が年をとっていくので、とりあえずは「第一章設定」ということで載せてあります。
とはいえその「第一章」自体も、風と太陽は5682年の出来事、海は5681年の出来事、と時間的隔たりがあるのですが…。

メイン、サブ問わず、それぞれの謡の区切りで載せてあります。基本的に●印がついている人物達がメインですが、今後のストーリー展開で、サブからメインへ昇格する人もいると思います。勿論その逆も然り。

なんていうかとりあえず、風の謡の登場人物が他の謡より大分多くて、自分でも驚きました。…いや、というより太陽の謡に出てくる人が少ないと言った方が正しいのでしょうか。海の謡は、まだ話が進んでいないから少ないというだけで、結構色々出てくるので。

お気づきの方も多いかも知れませんが、同一人物なのに、名前で分けてある人もいます。高原の風とか夕日とか(笑
この二人についてはただ私のこだわりですが、この先他にも、「風の謡では○○、海の謡では▲▲。実は同一人物でした~」みたいなのがあるかもしれません。それがやりたいが為に、三作同時進行しているので♪

第二章開始以降の人物名鑑については、実はまだあんまり考えていなかったりします。だけど少なくとも、現在の第一章版を残したまま新たに設置するかな。
第二章が始まったら、メインキャラについては外見デザインとか、詳細プロフィール(ex.身長、好物)とかも載せたいと思ってます。
…デザインとか、半数の人が未設定なんですけどね;;
 歩いて行くとそのうち、恐る恐る慎重に進むことに意味はないと知れた。どうせ目は見えないのだし、すぐ後ろには神官も控えている。何よりそんなことをするよりは、じっと耳を澄ませてみる方が、よほど役に立つと気づいたのだ。
 辺りは無音だったが、時たま吹いてくる風の音が、アルトに何か知らせてくれるようだった。勿論それははっきりとした言語ではなかったのだが、アルトにはなにがしかの確実なものが見えていた。
(風の謡第12話)

このシーンを書くために、私は一週間、暗くなった駅からの帰り道は必ず目を閉じて歩いてました(笑
勿論、人通りがほとんどないまっすぐな道だけですけどね!!時間にして大体、一回三分くらい。
ほら、暗ければうっかり誰かとすれ違っちゃっても、そんなに不審じゃないかもですし(不審だよ
でも、意外とどうにかなるものです。
初めは確かに足下がふらついて、コンクリートの道なのに、ちょっとした出っ張りが気になって仕方がないんです。しばらく歩いてふと目を開けてみると、いつの間にやら曲がっていたらしく、目の前に壁があったりとか。流石に不審すぎると思って手探りは出来なかったので、実際に電柱にぶつかりかけたことも一度ありました。が。
三日目ともなると目を開けているときと同じ速度で、いやもしかすると、それよりも本質的にまっすぐに進めるようになりました。
少年漫画なんかでたまに、盲目の戦士とかっていますよね。確かに、目に頼らない生活って、凄く良い訓練になるのかも。

ちなみにこれらのウラガーノでの体験は、意外とアルトのその後に影響を及ぼしたりすることになります。
それについては、またいずれ~。
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(C)制作手帳 / ブログ管理者 里見 透
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